医ケア児家庭とEVボラ つながりづくり事業
災害や停電などの緊急時に備え、EVなどの電源車をお持ちの方(EVボランティア)と、呼吸器など電源を使った医療的ケアが必要な子どもたちの家庭をつなぐ事業です。
長野県社会福祉協議会では、この事業のマッチング支援を核として、日頃から、災害時にも活きる地域のつながりづくりに取り組んでいます。
EV(電源車)ボランティア募集
EV,HV,PHV,FCVのオーナーのみなさまへ
EV車やハイブリッド車などで、電源が取れる車をお持ちの方、「EVボランティア登録」をお願いします。長野県内で令和4年度には、電気自動車とハイブリッド車の登録台数は、10万台を超えました。電源車の有効利用については、まだまだ知られていませんし、活用事例も少ないのが現状です。ぜひ、いざという時、ご近所など地域で困っている医療的ケア児のための電源確保に貢献しませんか?
EVボランティア登録したらこんな活動をご案内します!
防災のための電源車の活用方法を学びましょう!
家庭での活用・避難所での活用・会社など事業所での活用
地区防災訓練にあなたの電源車と一緒に参加しましょう!
電源車を生かした訓練の企画や運営への参加や、お手伝いをお願いします。
地域に住む医療的ケア児・者やそのご家族の理解者になりましょう!
重い障がいがあり、人工呼吸器など電源の必要な医療的ケアを持続的に必要な、障がい児・者の方々について、学ぶ機会を作ります。
また地域に住む当事者のご家庭にマッチングをし、顔合わせも行っていく予定です。
ボランティア登録はこちらから
お電話で! → 長野県社会福祉協議会 まちづくり・ボランティアセンター
EVボランティア係まで TEL 026-226-1882 (月〜金 9:00-17:00)
医療的ケア児とは?
人工呼吸器による呼吸管理や、経管栄養、たんの吸引、導尿など、医療的ケアを日常的に必要とする子どもたちのことを「医療的ケア児」といいます。
長野県では、医療的ケアが日常的に必要ではなくても、重症心身障がいがある子ども、そして18歳以上でも同様の状態の続く障がい者も支援の視野に入れています。
長野県内では、約500人の医療的ケア児・者が在宅で暮らしています。
医療的ケア児・者とご家族は、日常生活はもちろん、いざという時にも困らないよう、マニュアルをわかるところに置いたり、緊急時の連絡先をスマホや財布に入れるなど、様々な工夫をしてます。 多くの地域の方々に、まずは、こうした医療的ケア児・者とご家族のことを知ってもらい、理解していただくことを目指しています。
災害時にも活きる地域のつながりづくり事業の概要と様子
EVボランティアをきっかけに、「地域の人と人とがつながり合う」ことを推進します。社会福祉協議会やNPOなどの支援関係者や自治会の役員、民生児童委員、親同士の友達やご近所など、顔の見える関係づくりを土台として、医療ケア児とEVボランティアの関係づくりを支えます。 日頃から気軽に力を貸し合える、インクルーシブな社会が実現することを念頭に、いざという時も安心できる社会を実現していきます。
令和4年度に開催した、活動事例をご紹介します。
7月には千曲市稲荷山の「恵愛」にて、トヨタ自動車の協力で、実際に電源車からポータブルバッテリーや呼吸器などに連結し給電する様子を、来場者に見ていただきました。また、11月長野市更北住民自治協議会では、清泉女学院大学の医ケア人形や医療機器の展示を行い、人工呼吸器の役割や仕組みを知る機会をつくりました。
パンフレットは下記からダウンロードできます
誰も取り残さない防災を地域で考えよう!
~医療的ケア児・者家庭とEVカーボランティアつながりづくり事業報告会~
お問い合わせは
【長野県内の皆さまが対象です】
長野県社協・まちづくりボランティアセンター
TEL 026-226-1882
まちづくりボランティアセンター 連絡先
〒380-0936 長野市中御所岡田98-1
TEL:026-226-1882 FAX:026-227-0137